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コラム

デジタルとアナログの狭間で

時は大デジタル時代・・・
スマートフォンが普及し、学校教育にもタブレットが取り入れられてはや数年、
私たちの仕事の場にも、その波は漏れなく押し寄せてきています。

今までは印刷物で納品していたものがデータ納品に変わったり、
スマートフォンやタブレット、PCなどで使用する案件の受注が年々増えてきたり。

自分自身、私生活では電子書籍にお世話になっていながらも、
印刷会社の一員としては、アナログな印刷物の減少を目の当たりにして
ちょっぴり寂しく感じることも・・・。

逆に、デジタル化されて良かった!と恩恵を受けている部分ももちろんあります。
私たちの部署・編集企画課での主な業務のひとつが「内校」——これは、組みあがってきたデータが
原稿のご指示通りに正しく作られているかどうかを確認する、大切なお仕事。
その業務の中でデジタルの恩恵が一番実感できるのが、デジタル検版(通称「デジ検」)です。
変化を視覚的に知らせてくれるため、導入前と比べると、内校作業の効率は格段にアップしています。

修正前

修正後

デジ検結果

そんなふうに私たちを助けてくれる心強い相棒ではありますが、
時には、デジ検で見ているときは気づけなかった差異をアナログで見たら発見できた、ということも。
これらは決して、どちらかがより優れているというような二者択一の関係ではありません。
重要なのは、双方の特長を活かして精度の高い校正を出すこと。
デジタル(デジ検)とアナログな人間の力、そのどちらも万能でない分、
適材適所で補い合ってよりよい校正を出せるように、日々、改革しながらこれからも精進して参ります。

名鉄局印刷株式会社
編集企画課

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