学参物のおもしろさ

教科書・教材・テスト…子供時代を振り返れば、誰しもが触ったことのあるもの。
それらを作る仕事に、今自分たちは携わっています。

印刷会社として重要なのは、お客様から入稿された原稿の内容通りに間違いなく、
また、生徒さん・学習者の皆さまがストレスなく使用できるよう、体裁を整えた商品を提供すること。
原稿整理や内校といった業務を通して、編集企画課の私たちが担っているのは、まさしく品質そのものです。
ひとつの誤植がめぐりめぐって学ぶ方の人生に影響を与えてしまっては一大事なので、
身の引き締まる思いで日々の業務を進めています。

そんな中でも、学参物ならではのおもしろさを感じる一幕も。

それはたとえば、自分が学生のころ習った内容との違い・変化に気付いたとき。
歴史系の科目で例を挙げてみれば、
鎌倉幕府の成立年代が異なっていたり…
　（「いいくに〔1192〕つくろう鎌倉幕府」では不正解！？）
人名の表記が現地の発音に近いものに変化していたり…
　（「セポイ」が「シパーヒー」になっているなんて！）
同じ事柄についてどんな内容で習ったか…これもジェネレーションギャップの一つとすれば、
今この時の教育内容が反映される学参物の仕事に関わって得た知識で、年齢をサバ読みしてしまえるかも？
たまにはそんな妄想などを交えてみたり。

名鉄局印刷株式会社
編集企画課