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コラム

トラックボールマウス         DTP作業におけるメリットとデメリット

今月はプリプレス課が担当となります。

皆さん、7月のAmazonプライムデーでは何か購入されましたか?

すっかり物欲が衰えた私ですが自宅でも使用しているトラックボールマウスがDTP作業で活かせるのか人柱となりメリット・デメリットを検証してみました。
購入したのはLogicoolのMX ERGOになります。

●そもそもトラックボールマウスって
DTP作業では、正確さと効率性が求められ、その達成にはツール選びが重要な要素となります。トラックボールマウスは一般的なマウスとは異なり、指でボールを回転させることでカーソルを操作する仕組みとなります。

●メリット
・精密なカーソル操作
DTP作業ではピクセル単位での微調整が頻繁に求められますが、トラックボールを使うことで指先の繊細な動きが直接カーソルに反映されます。これにより細かい調整が容易になり作業精度が向上します。
・手首や腕への負担軽減
通常のマウスでは、カーソルを動かすために手全体を動かす必要がありますが、トラックボールでは指だけで操作が可能です。これにより長時間の作業でも疲労感が少なく、慢性的な手首の痛みや腱鞘炎を防ぐ効果が期待できます。
・省スペースで使用できる
デスクが狭い場合や、他の機材が多く配置されている環境でも、マウスを動かすスペースを気にせずに効率的な作業が可能です。

●デメリット
・慣れるまでに時間がかかる
従来のマウスとは操作感が異なるため、長年マウスを使ってきた人にとっては新しい操作方法に適応するのに時間がかかります。慣れるまで作業効率が低下することや誤操作を引き起こす恐れがあります。人によってはここで挫折するかもしれません。
・位置による制約
ボールを操作する指が固定されるため、特定の操作に制限が生じることがあります。
例えば、複雑なショートカットキーの操作や、複数のキーを同時に押す必要がある場面で不便を感じるかもしれません。
・選択肢が限られる
通常のマウスは様々な形状や機能を備えたものが多数存在しますが、トラックボールマウスはその種類が少なくバリエーションが限られています。
・定期的なメンテナンスが必要 ホコリや汚れが溜まりやすく、それが操作感や精度に影響を及ぼします。そのため、定期的に清掃する手間がかかり作業中にメンテナンスが必要になると作業の中断を余儀なくされることがあります。

●結論
トラックボールマウスは、DTP作業において多くの利点を提供しますが、その一方でデメリットも存在します。導入を検討する際には、これらの特性を理解し、自分の作業スタイルや環境に最適なツールかどうかを慎重に判断することが重要です。トラックボールマウスが新たな可能性をもたらすかもしれませんが、その適応には時間と注意が必要です。

PCの周辺機器の中でもマウスやキーボードは直接触れて操作するものになります。過剰なこだわりは面倒臭い人と思われるだけですが、自分に合ったこれらのガジェットを探して使いこなせるようにするのも作業の時間削減や正確さに繋がるかもしれません。

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